データ定義を変更するときのメッセージング
アクセス解析を切り替える、ということは
数字の定義を切り替えうことと同義になります。
実際に今取得している数字の厳密な定義はあまり知らない人が多いのですが、
いざ、ソリューションを変えてみると、
数字の差異に非常にこだわってしまうのが、よくある話です。
あるサイトの人が言っていたのですが、
エライさんは数字が上がっていれば何をいわないけど、
下がったらスゴいことになっちゃうんだよね
というのがありがちです。
特に社外アライアンスに対して、数値を共有している場合には、
担当者の利害もからみ、
数字の見せ方を考えていく必要があります。
社内で、社外向けも含めて、
ソリューションの違い・差に関してコミュニケーションをとった際の材料作りから
見せ方に関して考えてみました。
サイト全体・キャンペーン全体から見せる
サイト全体のPVや訪問回数は定義の違いこそあれ、
対象が同一であればほとんどずれることはありません。
全体観を示すことによって、ソリューション変更が正確性の欠落ではないことを
示唆できればその後の説明は伝わりやすくなります。
特に数カ月間のデータでトレンドを理解してもらうのがよいでしょう。
差異の原因を明確に、影響度はざっくりと
ソリューションの差の原因は様々に考えられます。
出来る限り、その原因に関しては列挙しておきましょう。
- 数値の定義の違い
- 訪問回数におけるキャンペーンコードのカウント
- 未登録キャンペーンコードのカウント
- タグの挿入ミス
- ソリューション自体のバグ
- etc..
もちろんうそはダメですが、明確に原因を多く上げておくことで、
細かい差異に対して、深彫りすることの意味が小さいことを補強する材料になります。
一方でそれぞれの原因の影響度に関しては、
「どれこれが大きい」程度にしておきましょう。
っていうか、それ以上のことは正直わからないことが多いでしょう、
差異の深堀ではなく、解釈が変わった風景を共有する
結局のところ、受け取る側にとって、
パッと見で不利に映ろうと有利に映ろうと、取得されたデータ自体は変わりません。
つまり、データから見える風景が変わったところで、
短期的なビジネスのやり取りは変わらないということです。
※もちろん中長期的にはデータでできることは変わるのですが。
全体としての信頼性と差異のリストアップができていれば、
データ自体の違いは納得してもらえるはずです。
その上で、アクセス解析担当者は、NEXTアクションをどう提案できるか、
が鍵になってくるかと思います。
アクセス解析・モニタリングの担当者は多くの業務に圧迫され、
なかなか自由に自分の仕事を進めることがしにくいかもしれません。
ただ、個人的には、データの定義を誰よりも理解していることで、
ビジネスに対する提案を一番しやすいある意味での「権力」を持てることも確かです。
僕自身も含めて、積極的に挑戦してみたいと思います。
